私はどうやら、
「クラブ・ジャズ」というジャンルの音楽が、一番好きなようだ。ロックも好きだし、純粋なジャズも好きだ。ただ、80年代頃から始まった、「ジャズで踊る」というこのジャンルが、昔から異様に気になって仕方がなかったのだ。これの発祥の地は、アメリカでも、フランスでもなく、イギリスだな。イギリスか…。昔からこの国、やたら気になってたんだよな…。ちょっと私、進路変更するかも…。
ブオナロッティ君「何の話ですか?なんか全然建築じゃないんですけど。」
いや、建築にも十分関係してるぞ。君たちの中に、イギリス出身の生徒はいなかったかね?
ロジャース君「僕がそうですけど。」
おお、ロヂャース君。イギリスの料理が不味い、というのは本当かね?
ロジャース君「いえ、そんなことないと思いますけど…。なんかあんま凝ったものは少ないですけどね。素材で勝負だと思います。」
ほうほう、いや…、行ってみたいんだよな、イギリス。なんか、私の性格と、実に親和性がありそうな気がしてるんだよな…。建築物も、シャープで洗練されたものが多いような気がしてるのだが…。ロヂャース君、私を連れて行ってくれないかね?
ロジャース君「勝手に行ってください。僕もそんな暇じゃありません。」
お、意外とクール。まあいいか。私はいつか必ず、イギリスに行ってみせようぞ。その時は、土産話も用意しておくからな。じゃあ、今日は、終り!
佐野君「え、ええ?さすがに早すぎでんがな。」
佐野君、君は突っこみに命を懸けてるようだな。とてもいいぞ。でも、授業が1時間なんて、誰が決めたのかね?時には10分の時があってもいいではないか。
ブオナロッティ君「相変わらずの暴論ですね。まあ授業が早く終わるのは、嬉しいことですけどね。僕らの将来に影響が出たら、ちゃんと補償して下さいね。」
ハディド君「全く、こういう人が先生だと、自分がしっかりしなくちゃって気になるわね。私、自分でしっかり勉強する習慣が、すっかり身に付いちゃったわよ。」(本当に終り)