ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

乗り越えたっ!

ちょっとカイジ風に。とりあえず、山(谷?)は乗り越えたよ。今日は、夜の雨の中の路上教習だったが、何故かそれ程怖くなかった。途中でエンストもしたが、何故か怖くなかった。

 

ローエ君「えぇ~、エンストしたんですか~?だっせぇ~。」

ローエ君、言葉遣い…。

 

ローエ君「だせぇもんはだせぇっすよ。」

 

はい。そうですね。でもだな。ようやく私は、ペーペードライバーになったという感じだった。

 

ハディド君「なんですか?ペーペードライバーって。」

 

つまり、ようやく自分の意思で、車を動かせるようになったということだ。車の運転者としての、第一歩目という感じだな。この方が、結局は安全なのだよ。私のような真面目人間にとってはね。

 

ハディド君「先生、自分が真面目だと思ってるんですか??その割に、この脱線授業は何なんですかっ!建築の授業して下さいよ、もう!」

 

わかったわかった。じゃあちょっとCADの話でもしてみようか。君たち、CADは触ったことあるかね?

 

ライト君「ありませーん。」

 

まあ君たちはまだ触ったこと無いかもしれないな。これがな、実に面白いのだ。私もまだ触って少しなんだけどね。私は、DRA-CADという、少しマイナーなCADを扱ってるんだが、これがまあなんともよく出来てるというか。CADの世界というのは、物凄く深淵で、広がりのある世界なのだよ。

 

前川君「どういうことですか?」

 

つまり、このソフトの中に、何万という機能が搭載されているのだ。2次元でも描けるし、3次元でも描ける。物凄い情報量なのだよ。CADを扱う人は、ともすると、その表面的な操作しか知らない人が多いのかもしれない。それでも一応直線や図形が描けるからね。でもだな、私は、そこを突っ込んで、深く知りたくてしょうがないのだ。だって、楽しくないかね?そのソフトの中に、製作者たちの情熱が、たんまりと注ぎ込まれておるのだよ。ユーザーのことを考え尽くしているのだ。ユーザーは、その情熱に応えなければならない、と思うのだがね。

 

ローエ君「熱いっすね、先生。熱い話は好きっすよ、俺も。」

 

なんか吹っ切れてきたな、君。まあ、いいだろう。それでだな、君たちがCADを始めることになった時のことだが、あんまり早く覚えようとしない方が、身の為だぞ、と言っておきたい。じっくりでいいのだ。それこそ、最大化、最小化、というところから、じっくりと覚えていって欲しい。時間はあるのだ。じっくりと、簡単なところからしっかり体に覚え込ませていくのだ。なまじ早く図面の描き方などを覚えてしまうと、それ以前の基本操作に戻らなくなるものだ。そうすると、その先への発展というものが、削がれてしまうのだ。何事も、基礎、土台が、重要である。

 

ハディド君「ようやく、建築の授業らしくなってきましたね。精神論も、そういう使い方なら、いいんですよ。」

 

む、そうか。一つ覚えたな、私も。ただな、真反対のことを言うようだが、早めに図面というものを、一通り書いてみると良い。

 

佐野君「はあ?真反対過ぎますよ。言ってること違ってるじゃないですか。」

 

悪い悪い。ちょっと訂正する。つまりだね、一度、CADの世界観というものを知って欲しいのだ。どういうことをするソフトなのか。作り手がユーザーにどういうことを求めているのか。そういうのを感じ取った上で、敢えてまた、ゼロから基本操作を身に付けていって欲しい、という塩梅か。やはり何事も、行き先が見えない状態で、コツコツやっていく、というのは、辛い作業であるからして。

 

佐野君「うえ~、なんか、気の遠くなる話ですね。」

 

先は長いのだ。いくらでも時間はある。じっくり腰を据えて、着実に進んで行くのだ。その先に、輝く未来はあるぞ。

 

ローエ君「お、なんか、かっこいいっすね~。俺も早くCADやりたくなってきたな~。」

 

JW-CADなんかは、無料で手に入るぞ。その他のCADだって、体験版など、機能は劣るが、十分製図できるものが、無料で手に入る。一度ネットで、探してみると良いだろう。

 

ブオナロッティ君「少し、ほっとしました。一時はどうなることかと…。」

 

いや、悪かったな。私もどうも、右往左往しておったのだ。なるべくこれからは、正道を進んで行くつもりだからな。そこんとこよろしく。ではまた!