ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

フォスター君、なるほど、だ。

フォスター君「どうしたんですか?先生。」

 

君のレポートを読ませてもらってな。なかなかに含蓄のある、良いレポートだと思ったのだよ。

 

フォスター君「僕の建築観、どうでしたか?」

 

そうだなあ。まず、時代の流れを、良く捉えておる。建築は、大いなる歴史の積み重ねの中から生まれるが、「いま」創り出すものは、やはり時代の最先端を行っていなければならない。君の建築観は、よく今の時代に乗っていて、よろしい。次に、建物の安定感があるか、という話だが、多少不安定感があるように、感じられる。ただ、そこから生まれるダイナミズムを、感じることが出来る。君はまだ高校生だ。まだまだいろいろな冒険をしてみると、良いと思うぞ。最後に、君のデッサンは、非常に魅力的だった。すっと見ている人の中に入ってくる素直さと、ちょっとした遊び心が、固くなっていた私の心を、解きほぐしてくれた。君は、今のままの君で、どんどん進むといいだろう。

 

ハディド君「先生、フォスター君には、大分優しいんですね。」

 

いや、前回ちょっと悪いことをしてしまったからな。まあでも、私は思った通りを言っているだけだ。

 

 

前川君「先生、今日の授業は、何の話ですか?」

 

私は最近、なるほど、と思うことが多いのだ。色々なことに、合点がいくというか、納得しながら、仕事を前に進めることが出来るようになっているのだ。その理由として、君たちが凄い頑張っているから、とも言えるだろうな。君たちの頑張りは、ちゃんと伝わっているのだ。

 

アアルト君「先生も、一応ちゃんと見てるんですね。」

 

そりゃあ、そうだ。君たちのような生徒はなかなかいない。私は楽しみながら仕事をして、それでお金を貰えてるわけだから、そりゃあもう…。

 

ブオナロッティ君「先生、そういうことは、口に出さないものです。」

 

お、おっと、これは失礼。さすが学級委員長、押さえるところは押さえるな。まあしかしなんだね。君たちも、出来る限りの勉強をした方がいい。勉強をすると、必ずその見返りが返ってくる。私も若い頃は苦労した方だが、最近ようやく、あの苦労の意味、というものが解ってきたのだ。頑張れば、それに見合ったものが返ってくる。様々なものに形を変えてね。このことを、人生の先輩として、君たちに送ろう。月並みな話だがね。

 

ブオナロッティ君「先生、たまにはもっと具体的な話をして下さい。」

 

ん?まあ、私もそう思っているのだがな。まあ、なんというか、全てのことは、繋がっているのだよ。君たちは勤勉だから、授業ではこういう話をしてもいい、と思っているのだがね。

 

ブオナロッティ君「…はあ。」

 

私は、とにかくスローペースな人間なのだよ。しかも気分屋だから、なかなか物事の本質、という所に至らないのだが、気分屋という暴露をしたところで、今回の授業は、この辺にさせてもらおうかね。

 

前川君「ええ~、なんか実があるんだかないんだか、よくわかんない授業でしたね。」

 

まあ、先は長いんだ。今流行りの、スローライフ授業が今回のテーマだったわけだ。では、また次回!