ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

怪獣は…、

自分が怪獣であることに、コンプレックスを持っている。同じように、天使は、自分が天使であることに、コンプレックスを持っているもんだ。

 

前川君「何の話ですか?先生。」

 

いや、一般論を話しているだけだ。君たちも、自分の核心を突かれると、ドキリとしないかね?

 

アアルト君「だから、何の話をしているんですか?先生。」

 

私は、自分が普通の人だと見られることに、快感を覚える。ラブルーストのRは、RegularのRだ。

 

フォスター君「あ、あれ?先生の頭文字って、Ⅼじゃなかったでしたっけ?」

 

Rと言ったら、Rなんだ。フォスター君。君の名前の頭文字は、Nだったな。NormalのNと言われるのと、No天気のNと言われるのとでは、どっちがいい?」

 

フォスター君「NormalのNに決まってるじゃないですか!先生!僕の核心は、能天気だって言いたいんですか!?」

 

あ、ああ、今までの文脈からすると、そうなってしまうな。悪い悪い。前回も話したが、私は、割と普通でありたいのだ。Sザン・Aルスターズで言えば、「Miss Brand New Day」が、私が一番好きな曲なのだ。そういうことなのだ。

 

ブオナロッティ君「先生、そろそろちゃんと授業をしてください。」

 

お、おお、そうだったな。学級委員長の言葉には、重みがあるな。よし、じゃあ今日は、センスの磨き方、だ。

 

アアルト君「扇子ですか?」

 

扇子じゃない、センスだ。君たちも、設計だのデザインをしていくとなると、センスを身に付けたいと思うだろう?君たちは、そのためにどうしてる?

 

ローエ君「努力っすか?」

 

それは必要だ。

 

ライト君「才能っすか?」

 

それもちょっと必要だ。ズバリ言おう。センスとは、バランス感覚だ。それを得るためには、努力とほんの少しの才能が必要なのだ。

 

前川君「昔、そんなこと言った天才がいましたね。」

 

別に、天才じゃなくても、普通の人でもわかることだ。誰でも努力するし、誰でもほんの少しは才能がある。考えたことがないだけで、みんな無意識的には分かっていることなのだ。私は、バランスのいい状態が、好きだ。バランスのいい状態とは、普通の状態ということだ。…この授業もだんだん纏まってきただろ?

 

佐野君「一流の人は、バランスが悪いってことでっか?」

 

いや、ほんとは、一流というのは、バランス感覚がとてもいいということなのだ。

 

ハディド君「じゃあ先生も、一流を目指せばいいじゃないですか。」

 

……いや、だから、私は、自分のバランスの悪さを知っていて、一流まではいけないと思ってるわけで…。

 

ハディド君「やっぱり私は、一流を目指しますよ。先生を超えてみせます。」

 

う、うむ。それがいいだろう。

 

ハディド君「でも、先生は、バランスのいい状態が好きなんでしょ?一流が好きってことなんじゃないですか?」

 

ぐ、ぐむ。だから私は自分を知っていてだな…。く、悔しいですっ!

 

ハディド君「だんだん破綻してきましたね(笑)」

 

 

…ハディド君、君って奴は、大人をからかって楽しいかね。君たちは頭がいいからなあ。私も気張らずにやっていくことにするよ。はい、今日は、終り!