ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

皆さん、宿題はやってきましたか?

先生、楽しみにしてますよ。う~ん、それでは誰から行こうかな。……では、前川君から行こうか。前川君、発表お願いします。

 

 

「私は、ヒッコリーについて調べてきました。ヒッコリーは、強度が強く、曲げに強いため、釣り竿やスキー板などにも使われます。温帯産広葉樹材で、アメリカ合衆国北東部でよく採れます。色むらと粗い肌目のため、美観を優先する作品にはあまり使われません。価格も程々で、割と簡単に入手できる木材であります。」

 

 

ふむ。前川君は、ヒッコリーを調べてきたか。ヒッコリーはね、よくドラムスティックにも使われる木材なのだよ。私は最近、ドラムを始めたものでね。前川君、君は実に私のツボを突いてくる研究をしてきたね。君には「優」を与えよう。

 

次、学級委員長の、ブオナロッティ君。発表を頼もう。

 

「わたしは、『木取り』について、しらべてきました。原木の丸太から、しょようのかたちの材料をとりだし、製材するさぎょうを『木取り』といいます。木取りは、歩留まりがたかくなるようにおこなうことがたいせつです。歩留まりがたかいとは、1ぽんの木からむだなく材料をとりだすことです。つまり、すてるぶぶんをなるべくすくなくする、ということですが、『品質』のめんでも、歩留まりをよくすることがじゅうようです。つまり、1ぽんの原木のせいのうを、さいだいげんにひきだすように『木取り』をすることが、たいせつなのであります。」

 

 

……、ブオナロッティ君、目の付け所が、シャープだね。そうなのだ。「木取り」は、一本の原木から、いかに品質の良い材料を、より多く引き出せるか、ということが重要なのだ。君たちも知ってると思うが、熱帯地域の森林では、過去に大量の伐採が行われたため、砂漠化が進んでいる。ブオナロッティ君の言ったように、採算性の観点もあるが、地球環境保護の観点から見ても、製材における無駄を無くす、ということは、大切なことなのかもしれないね。うむ、さすが学級委員長。君にも、「優」を与えよう。

 

…では、最後に、グロピウス君。発表を願おう。………何?宿題を忘れた??君ともあろうものが。忘れた理由を言ってみたまえ。…何?昨日サッカーの試合を観に行っていたとな。何?浦和レッズサンフレッチェ広島とな?うーむ、困ったものだ。1週間あったのだよ。宿題は余裕を持ってやらないとだめなのだ。大体私も、昨日寝る30分前にようやく「木」の勉強をし始めたために、ちょっと寝不足気味なのだ。君たちみたいに若い時なら、夜更かしを一日ぐらいしたところで、何ともないのだろうが、私ぐらいの歳になると、一日夜更かしすると、次の日がまあ、辛い辛い。腰は痛いわ、目は霞むわで、もうほんと、歳を取るっていうのは嫌なものだ。頭の回転だって悪くなってるし、頭のてっぺんだって薄くなってるし…。

 

 

………って、グロピウス君、君、私に何を言わせるんだね。元はと言えば、君が浦和レッズサンフレッチェ広島戦なぞを観に行くことが悪いのだ。そういうものは、ちゃんとやるべきものをやってから、観に行きたまえ。君は「がんばりま賞」だ。宿題はちゃんとやってくるように!

 

 

うーむ、今日はこの辺か。この授業はまだ始まったばかり。君たちにはしっかり勉強してもらわなければならん。私も色々な仕掛けを用意して、君たちを引っ張り上げることを目論んでおる。はっはっはっ、楽しみに待っていておれ。

 

それではBye Bye!

 

 

 

 

 

 

 

 

前川君とブオナロッティ君「あの先生ってさぁ、なんか掴めないよね…。」