ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

さあ、第2回目の授業です。

2回目にして、疲れちった。

 

三日坊主ならぬ、2回目坊主。

 

大体さあ、先生業なんてもんは、非常にストレスが溜まるもんなんだよ。生徒様様のために、何時間も勉強したものを、1時間で全部教えるんだからさ。で、それで、全部覚えてくれりゃあ、それはそれで願ってもないことなんだが、そんなことはいくらおつむのいい秀才だって無理な事なんであって、授業なんて50%は形式主義に過ぎないのさ。

 

 

………はっ。(我に返る。)き、君たち、今私は何かを言っていたかね?私は、無意識のうちに、口が勝手に喋り出すことが、ままあるんだ。私は、自分が今言ったことは覚えていないが、君たちは、私が今言ったことを、すぐに頭の中から消去してくれ。

 

…と、…ということで、授業を始める。この授業は…、そ、そう、「建築」だったな。「建築」…。そう、「建築」だ。君たち、「建築物」は好きかね?

 

私は、「建築物」を観るのが、大好きだ。普通の人は、建物を見ると、その外観だけしか目に入って来ないだろう。だがね、外観も重要だが、建物というものは、その内部に、作った人たちの情熱が、一杯詰め込まれているのだ。

 

大工業、鳶業、壁紙から、トイレに至るまで、全ての部分で、それぞれのプロフェッショナルが、完璧な仕事をすることが、要求される。しかも、それぞれの職業は、他の部分の仕事との兼ね合いを、常に考えていなければならない。まさに、会社の壁を超えた、共同作業だ。それぞれの会社は、仲間であり、ライバルでもある。一つの現場は、一つの社会である。一つの村である。そこでは、それぞれの役割が、明確に分けられ、建物の完成という共通の目標に向かって、一致団結して進んで行くのである。

 

 

と、ここまで言うと、「人間関係なんてうぜーよ。」とかのたまう君たちの世代にとっては、なんかめんどくさいな、なんて思うものもいるかもしれない。ところがどっこい、建設業に携わっている人は、割と人間関係が上手くいかなかった過去を持つ人が、ごった返している。試しに、工事現場にいるある一人に、彼のバックグラウンドを訊いてみるとよい。びっくりすることが多いだろう。この「村」には、とんでもない「過去」を持つ人が、とにかく多くいるのである。

 

「建築」の世界は、バックグラウンドを選ばない。完全に実力主義の世界である。成果が重要である。「過程」よりも、「結果」が重要である。だから、過去なんて、いわばどうでもいいのである。

 

だがね、その分、頑張らなければならない。頑張ったかどうかで、「結果」は如実に表れる。頑張ることが好きな人には、もってこいの職場だろう。

 

 

と、第2回目は、作る側、「施工」の立場から、「建築」というものを軽く語ってみた。私は、「施工」の方にいた側だから、今後も、「施工」の話題は多くなるだろう。「施工」現場は、浪漫の世界である。そういう話も今後していきたいとは思っているが、今回はこの辺にしよう。少しずつ、具体的な話にも踏み込んで行こうと思っているので、皆さん付いて来てくださいね。それでは、第3回目をお楽しみに。