ラブルースト先生の建築教室

将来の仕事に迷っている中学生や高校生に、「建築」という仕事はどう?と勧めるためのブログです。

参ったなあ。

焦ってもどうしようもないし、焦っても上手くいかないのわかってるし。私の欠点は、周りのスピードに合わせてるようで、やたら速いスピードで駆け抜けてしまうところなんだよな。ただ、「建築」のいいところは、一夜漬けじゃどうにもならないところだ。私は敢えて、人生を捧げる仕事に、いつまでも終わりの来ない仕事を、選んだ。それだけに、私の仕事のピークは、人生の後半だ。…待てるか?

 

ロジャース君「誰に言ってるんですか?先生。僕らは、30歳頃には、自分たちのスタイルを築くつもりですよ。で、有名になって、世界中を飛び回るんです。」

 

…私はもう、34だ。始めたのが、遅すぎるのだ。しかし、始められた。始めたからには、最期までやるつもりだ。…そうか。周りのスピードに合わせてるようで、今まで通り、やたら速いスピードで駆け抜ければいいのか…。

 

ピアノ君「その意気ですよ、先生。環境なんて、どこへ行っても大体同じです。今いる環境で、とにかくやっていけば、そのうち何とでもなりますよ。」

 

おお、ナイスアドバイス。どうも私は、人間的な成熟が、早いんだか遅いんだかわからないところがあるんだよな。君たちは、早くから自分の道を見つけている。そういう君らのことが、時々羨ましくなる。しかし、私というものは、私でしかない。人を羨んでも、どうしようもないことなんだな。

 

サーリネン君「先生、なんかもがいてますね。喋りたいことがあるなら、喋っちゃってください。」

 

いや、大丈夫だ。そこまでではない。しかしなあ、私は一人で生きているのではなくてな。それを考えると、どうしても気持ちが急いてしまうのだ。いや、大丈夫なんだけどな。

 

ハディド君「先生が速いスピードの人だと知っている人なら、敢えて急かさないでしょうよ。多分ね。」

 

うーむ。まあ、結論を出すと、何かをすることだな。もがくのは、パワーが有り余ってる証拠だ。長かった運転免許の勉強も終わったことだし、何か新しいことを始めてみるか。幸い、明日から2連休だ。これからどんなことに取り組んでいくか、じっくり考えてみよう。こんな感じだが、今日は終わりにさせてもらおう。また次回な!

よくもまあ、

おんなじ志を持った者同士が、こうやって向かい合って授業をできてるもんだ。普通ならとっくに崩壊してるぞ。

 

ローエ君「先生、パソコンの調子はどうなんすか?とうとう壊れましたか?」

 

…それがな、amazonでぽちっと購入したその日に、すっかり調子が良くなってしまってな…。早く壊れろ、と思ってるんだが。

 

ローエ君「セラヴィってやつっすね。そんなもんすよ。」

 

なんつーかね。人間万事塞翁が馬っつーかね。いいことがあれば、悪いこともあるんだが、最悪のことが起こっても、最高のことが起こるわけで。なんか気が抜けてしまいそうであるが、そこが辛抱どころ。基礎固めというのは、やはり重要なのである。悪いことの後に、いいことが起こるのは、やはり、なにくそと踏ん張る根気があってこそなのだな。そこでぽっきりと折れてしまっては、それっきりなのであるな。君たちも精進せえよ。

 

サーリネン君「先生ももっと精進したらいいんじゃないですか~?ぶっちゃけこんな授業で給料貰っちゃっていいんですか~?」

 

ぶっちゃけて言えば、いいのだ。私の過去を少し話すとだな、私は学生時代に、家庭教師をやっていた。今思えば、相当ヘタレな授業で、その割に私は母親受けが良くてな。相当なバイト料を貰っていたのだ。しかし、あまりレベルの高くない中学にしか入れさせてやることが出来なかった。しかしなあ、私はその授業で、生徒の男の子に、私の生き様を見せつけていたのだ、という自負がある。根性のようなものを見せつけていたのだ。そしたら、何年か後にネットを見ていたら、その子が県内一の公立高校に入っていたことが分かったのだ。ああ、私のあのど根性が、ちゃんと活きたのだな、と分かった、という思い出がある。この授業は、その時の経験の応用でもある。

 

サーリネン君「…ぶっちゃけ、この授業、あんまり根性を感じないんですが…。これも根性なんですか~?」

 

根性だ。私の半分は、根性で出来ている。もし君たちがその根性を感じないのだとしたら、私のその根性が、もう自然と私の振舞いに身に付いてしまった、と言っていいだろう。

 

前川君「先生、建築の授業から、最近どんどん離れていってますよ。ちょっと離れ過ぎじゃないですか?」

 

む。まあ、そうだな。…ちょっと反省するか。私の人生も、昔と比べれば大分ゆっくりになってきたんだが、まだ安定というものには、程遠いのだな。でも、気は抜いていないのだよ。仕事には、ちゃんと腰を据えて臨んでるつもりだ。10年後、20年後もちゃんと考慮に入れながら、やっている。まあだから、それなりに安心してこの授業に臨んでくれ。…と、今日はこんなとこだな。ではまた次回に会おうぞ。

 

うちのパソコンが、

もう、末期状態だ。さすがに今日、amazonで新しいのを買ったがな。私は、そこまでパソコンに通じているわけではなくてな、買い替えると、色々なことが変わってしまいそうで、何かと心配なのだ。そこで私は、一つキーワードを君たちに送っておこうかと思う。「フレデリックは未だ横たわっている」。いや、私も何のことやら、って感じなんだがな。もし何かがあった時に、使えるかもしれない、と思ってな。

 

前川君「…相変わらず、意味不明ですね。先生、最近調子はどうなんですか?」

 

ん~?そうだな。この間、有名建築家の建築物を、ペンで模写してみたのだ。それがな…。驚いてしまった。パッと見は普通の建物なのだが、実際に描いてみると、その凄さが良くわかる。いや、凄いのだよ、ホント。本当に、凄かった。

 

アアルト君「どこら辺が、そんなに凄いんですか?」

 

まあ、そのプロポーション、だろうな。無駄が無いのだ。それと、…。いや、色々凄いんだが、私にはまだ、言葉で言い表せるだけのものが無い。すまん、若輩者で…。一つだけ言えることは、いわゆる名建築、というものを、是非とも色々と観て欲しい。私もこうやって、描く、という行為を、もっとしていこうと思っている。少しでも、その建築家の意図に触れてみる、という行為が、どれだけのものを私たちに与えてくれるか、ということの一端を垣間見たようだった。

 

ライト君「先生もまだ、修行中の身なんですね。」

 

うむ、全然そうなのだ。こうやって教えている、ということが申し訳ないが、全然そうだ。しかし、この世界に身を置く者、皆、生涯修行、だと思うのだが、フォスター君、君はそうは思わないかね?

 

フォスター君「う、うーん。よくわかんないですけど、ある程度若いうちに自らを完成させてしまうことが、何となく正しいような気がするんですけど…。」

 

うん、私もある程度そう思っている。出来る時に、出来るだけのことをしておく、というのは、正しいことだと思う。やっぱり、ガツガツ行けるのは、若者の特権とも言えるからな。しかし私ももう、若者という分類には、入らないのかな…。自分としては、やり切った感があるのだが、やっぱりあの頃は、何か特別な時期だったのだろう。まあ、私の場合、過去を美化する、というような懐古趣味はあまりないが、でも、いい思い出は、やはりいい思い出だ。君たちは、これからだ。今のうちにできることを、存分にやっておくように。はい、今日はこれまで!

試しに、

君たちに質問というものをしてみるか。君たちは、親元に住んでいるのかね?

 

ライト君「大抵の高校生は、そうだと思いますよ。まさか、自分で設計した建物に住んでる生徒がいるなんて、思ってるんじゃないでしょうね?」

 

いや、もしかしたら、そんな志の高い生徒もいるかな、と思ってな。そうか、みんな親元か。どうだ?住み心地はいいかね?

 

サーリネン君「悪くは、ないです。普通に。」

 

そうか、それは良かった。今回の授業は、これだけだ。

 

佐野君「先生、明らかに僕からの突っこみを待ってますね。それにしても、早すぎですやろ。」

 

どうもな、最近、受け入れがたい事実というものが、頭の周りをぐるぐるしていてな。そうだとすれば、それなりの対応をしよう、だとか、もうやめよう、とか、ぐるんぐるんなのだ。ぐるぐるしてたら、お腹もぐるぐるしてきたな。それでは、食事たーいむ!

 

一同「わーい。(なんて楽な授業なんだ!)」

 

(おしまい)

とりあえず、もってるぞ。

無理なものは、無理なんだろう。どこがどうなって無理なのかは、わかるようで、はっきりとわからないんだが、ここが私の想像力の足りないところなんだろう。ただこれからどう展開していくのかが、全く見えないぞぅ。

 

前川君「先生、我に返って下さい。また意味不明なこと言ってますよ。」

 

はっ。私、何か言っていたかね?ときどき私は、持ち前の虚言癖が出てしまうな。そんな時は、遠慮なく、突っこんでくれ。

 

佐野君「遠慮なんかしてませんて。突っ込まないと、授業が全然成り立たないじゃないですか。」

 

そ、そうか。今日は、夕方の授業ということだが、私は日中、K越えに行ってきた。スキーのジャンプではない。一応、地名のつもりだ。

 

前川君「はぁ。そのK点越えがどうしたんですか?」

 

なかなかの街だということを、再認識した。やはり、歴史のある街というものは、いいものだ。空気からして、歴史の重みが感じられるな。

 

サーリネン君「都会より、古い町の方がいいですよね!」

 

ん?まあ、そうなんだがな。私も、どちらかと言えば、古い町並みの方が、落ち着くところがあるな。でも、都会には、やはり都会の良さというものがあるからして。それぞれの役割分担というものが、ちゃんとあるのだ。都会には都会の、田舎には田舎の、商業地には商業地の、住宅地には住宅地の、役割というものがあるのだ。

 

ブオナロッティ君「用途地域のことですね。」

 

まあ、そういうことなんだが、ただそういう法律的な意味を超えて、やはり建築物を建てる時には、その土地の歴史的な役割というものを、無視してはいかんということを、きょう再認識してな。無造作ヘアーならまだいいが、無造作建築というものは、いかんせん品のいいものではないと思うのだ。

 

ローエ君「でも、有名建築家の作品の中には、ど田舎に、超奇抜な建物を建てたりしてるものもありますよ。」

 

まあ、そうだな。でも、そういうのを見ても、不思議と嫌な感じはしないだろ?そこら辺はやはり、建築家の、絶妙なセンスというものなのだろう。一般の建築家は、周囲の街並みと同じような建物を建てて、調和を図る。一流の建築家は、周囲の街並みとは全く違った建物を建てて、調和を成立させてしまうのだ。いやぁ~、恐るべし。

 

ライト君「胸躍りますね。僕もそんな建築物、建ててみたいです。先生もでしょ?」

 

いやぁ、私は、そこまでなるかどうか。必ずしもそういうのを目指してるわけじゃない、ってとこがあるからな。まあ、惹かれるところはもちろんあるがね。まあ、辺りも暗くなってきたし、今日はこの辺にしとくか。今日も、君たちの元気な姿を見れて、とりあえず一安心だな。ではまた次回!

とりあえず、

myパソコンが壊れかかっている!電源付けても画面真っ暗!またいつその状態になるか、わからない!

 

前川君「落ち着いてください。事情は良くわかりました。」

 

そういうことで、またいつ切れるかわからないから、ちょっと対策を練る。今日の授業は、これでおしまい!

 

一同「えぇ?はやっ!なんなんだ、この授業!」

 

(おしまい)

まだだ、と思った。

アアルト君「何がですか?」

 

君たちに、とびっきりの知識を授けようか、とも思ったが、まだ早い、と思ってな。

 

ローエ君「え~、先生、勿体ぶらないで下さいよ。」

 

実はな、私は昨日、運転免許を取得したのだ。免許証と言えば身分証明書になるぐらいだから、一人前の証のようなものだろ?私もつい調子に乗りそうになったが、しかし、じっくり考えてみるとだな、やはり私は、まだまだなのだ。免許を取得しただけで、車を自由に乗りこなせるわけではない。もっと自分に確固たる自信が持てたとき、私は君たちのために、動き出そうと思う。これでよいかね?

 

ライト君「うーん、わかったような、わからないような。」

 

まあ、焦らず行こう、ということだ。でも、いつまでもこのままでいるつもりはない。いつか私も動き出すことになるだろうが、まあ、今は保留、ということだ。悪いな。

 

ブオナロッティ君「先生、代わりに一つ、何かとびっきりの建築哲学を下さい。」

 

お、そうか。うーん、これだな。「建築物は、基礎がしっかりしてないと、立つことが出来ない。」(終わり)